昨年は外配信に
①WEBカメラ→アクションカメラ・ビデオカメラ
②多様な小型マイクとオーディオI/Fによるマルチレコーディング&ミキシング→Q2n
③第1世代Core i7ノートPC→SurfacePro3
④スマホによるテザリング→サブキャリ・MVNO含むキャリアの多様
⑤テーブル→三脚PCステー
と構成変更をしてきました。
妥協してももういいんじゃないか?と思うところですが

「バイノーラルでとりたいねぇ」
うーん。確かにやってみたい。
もう1歩だけ上を見てみたいという好奇心から・・・
最初はバイノーラルマイクだけにしようと思ったんですよ。
使うなら~と、いろいろ見て考えた結果・・・

Zoom H3-VRを導入してみることにしました!
(左はキャリングケース)
なんと言ってもこれは・・・
360度集音が可能!
という凄いやつ。
360度集音は、やろうと思えばお金をあまりかけずに構築することは可能です。
…が、その手間隙とリアルタイムソースにするのにはかなり苦労します。
一昨年までの3系統5chでのリアルタイムソース化には常に調整で
場所や設置状況、音源位置を都度変えていたのでとても面倒な割りに
仕上がりイメージとは程遠くなってしまったり苦労したものです。
そしてそんな苦労を横に、帯域の壁は越えられないために
妥協したりと、ホントめんどくさいものでした。
それでも前方3m120度くらいまでのスポット空間が有効範囲でした。
で、それに近い構成にできるのが120度XYステレオマイクであるZoom Q2n。
そして花火等の大音圧に対して最大入力音圧120 dBsplということで
良く使われているtascamDR-05(後期DR-05X)と比べると125 dBsplで僅かにスペック負けしていますが無指向性なのです。
同じXYだとDR-07だったかな?
音は色などの視覚性のものと違い、はっきりとした表現というものができず、好みがそれぞれ浮きだってしまいますが、私の感覚で花火の場合で書くと、無指向性の場合は全体的に集音してくれますが、音源のピンポイント性がぼやけてしまい、音のメリハリが薄く感じます。
音!というものに対しては拾えてるなーと感じはしますが、花火動画を目を閉じて音だけ聞いてみると、この位置のこの高さだろうというのがわかりにくく、音の解像感というものがイメージし辛い感じがしてしまいます。
そう感じる理由は無指向性の構造に訳があります。
無指向性には、どの方角からでも音圧に反応(集音)するだけなので、方角など位置的なものはあまり考慮されるものではありませんから、音の解像感が感じにくいのもあながち間違いではないと思っています。
ただ、ゲインとフィルター調整だけでお手軽に花火と音楽だけ拾いやすい環境にはなります。
その場合、低音域をカットするような仕上がりになりがちなので、硬い音になりやすいですね。
文字で表すなら「ドドォーン!」という開く音が「ドパァーン!」になるみたいな。
ミュージックスターマインの音楽や会場アナウンスをクリア化させるのにはうってつけです。
中には花火の重さのある音を補うとして、ガンマイクを1本入れて混ぜてる動画の方もいますね。
無指向性でも複数を利用して解像感を出す事も可能ですが、難易度は相当なものになると思います。
XYだと前方の特性にある空間の音を拾う指向性です。
これをやや上向きに配置し、ガヤをできるだけ回避しつつ解像感を持つ音で捉えやすくなります。
ただ、「特性にある空間の音」なので、解像感の限界はその空間に限定されがちです。
そうなってくるとXYだと物足りなく感じてしまい、そこで目に付いたのが、このH3-VRだったというわけです。
こちらは360度で、一見無指向性と思いきや、単一指向性から構成されるアンビソニックスという方式です。
位置関係から空間特性を再現する音のVRですね。
つまり、360度カメラで動画を撮りつつ、音もアンビソニックスにし、合わせる事で動画でも自由自在に上下左右に向いた際にその方向性に合わせた音になります。
残念ながらニコニコでは利用できる環境がありませんが、集音による位置関係や再現性の自由さがあるので(リアルタイムでは難しいが任意に切り出しも行える)、VRだけに特化しているわけではないと思ったわけです。
自分の中でも理解しきれてない部分が多々あるので、詳しくはメーカーサイトやマイクロフォンの基礎などで調べてみてください。
ちなみに素人がちょっとした好奇心レベルの頭なので、クリティカルな大間違い以外は聞く気はないです。
という事で前置きが長くなりましたが・・・

早速火入れ。日本語対応ですね。
というか、この奇抜なフラスコ形状は何とかならなかったのだろうか。

添付品にはデュアルマウントアダプターという1/4インチネジでカメラとマイクが同位置にセットできる特殊なマウントです。
それと電池2本とウィンドスクリーンにマニュアルです。

今までのQ2nとの比較。
カメラがついているQ2nより大きい。

ただし、LCDは小さい。

LCDはモノクロですね。
ただ、LPFはQ2nだとプリセット3段階でしたが、H3-VRでは10Hz単位で刻めます。

こんな形状なので、専用ケースも用意しました。
Q2nのケースが左ですが2個分以上の大きさ。
この大きさはちょっとツライ・・・。

早々にテストに出ようとしたら、後発注文のヘアリーウィンドスクリーンが到着。
ウィンドスクリーンなら標準で付属していますが、ウレタンみたいなスポンジっぽいあれなので、効果の大きいモフモフことヘアリーウィンドスクリーンにしました。
ちなみにQ2nと同じオプションです。

ただ、このフラスコ形状ではクビレでがっちり閉めても締まりきれません。
※写真ではわかりにくいけど○部分は逆さにすると見える隙間部分。

上にQ2n、下にH3-VR。
この状態だとヘアリーウィンドスクリーンに隙間ができてしまい風音を拾う結果に・・・。
いい方法はないかな?

逆さにすると、表示も逆さになりました。
ちゃんと配慮されてたんだね!

LINEOUTとヘッドフォンモニターはステレオかバイノーラルか選べます。
ただし、バイノーラルは96kのサンプリングレートで設定すると、モニターもLINEOUTもできません。44.1kか48kならOK。

取り付け姿はこんな感じ。

テスト配信で最低限にしたつもりが大荷物になってしまった・・・。
今回はとりあえず使ってみたレベルなので、まだまだわかっていません。
もう少し回数を重ねて経験値を積んでみます。
おまけ

おまけでワイコン買って見ました。
どんなものなのかなーくらいのお試し感覚なので2000円もしなかったという。
径が合わないのでステップアップリングも買ってみたけど、GWの時に試してみます。

それとモニターするスマホを手に持っていたのですが、いろいろ触ってしまうので装着するようにしました。
こちらはなんと900円以下。お手軽でいいね!
①WEBカメラ→アクションカメラ・ビデオカメラ
②多様な小型マイクとオーディオI/Fによるマルチレコーディング&ミキシング→Q2n
③第1世代Core i7ノートPC→SurfacePro3
④スマホによるテザリング→サブキャリ・MVNO含むキャリアの多様
⑤テーブル→三脚PCステー
と構成変更をしてきました。
妥協してももういいんじゃないか?と思うところですが

「バイノーラルでとりたいねぇ」
うーん。確かにやってみたい。
もう1歩だけ上を見てみたいという好奇心から・・・
最初はバイノーラルマイクだけにしようと思ったんですよ。
使うなら~と、いろいろ見て考えた結果・・・

Zoom H3-VRを導入してみることにしました!
(左はキャリングケース)
なんと言ってもこれは・・・
360度集音が可能!
という凄いやつ。
360度集音は、やろうと思えばお金をあまりかけずに構築することは可能です。
…が、その手間隙とリアルタイムソースにするのにはかなり苦労します。
一昨年までの3系統5chでのリアルタイムソース化には常に調整で
場所や設置状況、音源位置を都度変えていたのでとても面倒な割りに
仕上がりイメージとは程遠くなってしまったり苦労したものです。
そしてそんな苦労を横に、帯域の壁は越えられないために
妥協したりと、ホントめんどくさいものでした。
それでも前方3m120度くらいまでのスポット空間が有効範囲でした。
で、それに近い構成にできるのが120度XYステレオマイクであるZoom Q2n。
そして花火等の大音圧に対して最大入力音圧120 dBsplということで
良く使われているtascamDR-05(後期DR-05X)と比べると125 dBsplで僅かにスペック負けしていますが無指向性なのです。
同じXYだとDR-07だったかな?
音は色などの視覚性のものと違い、はっきりとした表現というものができず、好みがそれぞれ浮きだってしまいますが、私の感覚で花火の場合で書くと、無指向性の場合は全体的に集音してくれますが、音源のピンポイント性がぼやけてしまい、音のメリハリが薄く感じます。
音!というものに対しては拾えてるなーと感じはしますが、花火動画を目を閉じて音だけ聞いてみると、この位置のこの高さだろうというのがわかりにくく、音の解像感というものがイメージし辛い感じがしてしまいます。
そう感じる理由は無指向性の構造に訳があります。
無指向性には、どの方角からでも音圧に反応(集音)するだけなので、方角など位置的なものはあまり考慮されるものではありませんから、音の解像感が感じにくいのもあながち間違いではないと思っています。
ただ、ゲインとフィルター調整だけでお手軽に花火と音楽だけ拾いやすい環境にはなります。
その場合、低音域をカットするような仕上がりになりがちなので、硬い音になりやすいですね。
文字で表すなら「ドドォーン!」という開く音が「ドパァーン!」になるみたいな。
ミュージックスターマインの音楽や会場アナウンスをクリア化させるのにはうってつけです。
中には花火の重さのある音を補うとして、ガンマイクを1本入れて混ぜてる動画の方もいますね。
無指向性でも複数を利用して解像感を出す事も可能ですが、難易度は相当なものになると思います。
XYだと前方の特性にある空間の音を拾う指向性です。
これをやや上向きに配置し、ガヤをできるだけ回避しつつ解像感を持つ音で捉えやすくなります。
ただ、「特性にある空間の音」なので、解像感の限界はその空間に限定されがちです。
そうなってくるとXYだと物足りなく感じてしまい、そこで目に付いたのが、このH3-VRだったというわけです。
こちらは360度で、一見無指向性と思いきや、単一指向性から構成されるアンビソニックスという方式です。
位置関係から空間特性を再現する音のVRですね。
つまり、360度カメラで動画を撮りつつ、音もアンビソニックスにし、合わせる事で動画でも自由自在に上下左右に向いた際にその方向性に合わせた音になります。
残念ながらニコニコでは利用できる環境がありませんが、集音による位置関係や再現性の自由さがあるので(リアルタイムでは難しいが任意に切り出しも行える)、VRだけに特化しているわけではないと思ったわけです。
自分の中でも理解しきれてない部分が多々あるので、詳しくはメーカーサイトやマイクロフォンの基礎などで調べてみてください。
ちなみに素人がちょっとした好奇心レベルの頭なので、クリティカルな大間違い以外は聞く気はないです。
という事で前置きが長くなりましたが・・・

早速火入れ。日本語対応ですね。
というか、この奇抜なフラスコ形状は何とかならなかったのだろうか。

添付品にはデュアルマウントアダプターという1/4インチネジでカメラとマイクが同位置にセットできる特殊なマウントです。
それと電池2本とウィンドスクリーンにマニュアルです。

今までのQ2nとの比較。
カメラがついているQ2nより大きい。

ただし、LCDは小さい。

LCDはモノクロですね。
ただ、LPFはQ2nだとプリセット3段階でしたが、H3-VRでは10Hz単位で刻めます。

こんな形状なので、専用ケースも用意しました。
Q2nのケースが左ですが2個分以上の大きさ。
この大きさはちょっとツライ・・・。

早々にテストに出ようとしたら、後発注文のヘアリーウィンドスクリーンが到着。
ウィンドスクリーンなら標準で付属していますが、ウレタンみたいなスポンジっぽいあれなので、効果の大きいモフモフことヘアリーウィンドスクリーンにしました。
ちなみにQ2nと同じオプションです。

ただ、このフラスコ形状ではクビレでがっちり閉めても締まりきれません。
※写真ではわかりにくいけど○部分は逆さにすると見える隙間部分。

上にQ2n、下にH3-VR。
この状態だとヘアリーウィンドスクリーンに隙間ができてしまい風音を拾う結果に・・・。
いい方法はないかな?

逆さにすると、表示も逆さになりました。
ちゃんと配慮されてたんだね!

LINEOUTとヘッドフォンモニターはステレオかバイノーラルか選べます。
ただし、バイノーラルは96kのサンプリングレートで設定すると、モニターもLINEOUTもできません。44.1kか48kならOK。

取り付け姿はこんな感じ。

テスト配信で最低限にしたつもりが大荷物になってしまった・・・。
今回はとりあえず使ってみたレベルなので、まだまだわかっていません。
もう少し回数を重ねて経験値を積んでみます。
おまけ

おまけでワイコン買って見ました。
どんなものなのかなーくらいのお試し感覚なので2000円もしなかったという。
径が合わないのでステップアップリングも買ってみたけど、GWの時に試してみます。

それとモニターするスマホを手に持っていたのですが、いろいろ触ってしまうので装着するようにしました。
こちらはなんと900円以下。お手軽でいいね!